フランス料理が世界三大料理といわれるほど人気な理由

レストランアミュゼ イタリアンとフレンチ

フランス料理はトルコ料理、中華料理と並ぶ世界三大料理とされ、世界から人気を誇る代表的な西洋料理です。フランス料理といえば何となく格式が高いイメージを持つ方も多いと思います。そこで今回はフランス料理の魅力を知っていただくためにフランス料理の特徴と魅力について解説していきます。

フランス料理とは?

そもそもフランス料理がわからないという方のために、最初にフランス料理について解説します。フランス料理とはフランスで発祥したさまざまな食文化の総称のことです。14世紀には源流となるレシピが存在していたとされますが、明確な作法やマナーはなく、雑多なメニューがテーブルに並べられ、手づかみで食べていました。

16世紀にはイタリア料理の影響を大きく受け、現在のフランス料理の原型ができあがりました。そして、イタリア料理の影響により、食事の際にナイフとフォークを使用するといった作法やテーブルマナーもフランス料理で取り入れられるようになりました。

フランス料理は元々宮廷内でのみ楽しまれていましたが、18世紀末のフランス革命により宮廷で王侯貴族につかえていた料理人が職を失い、街角でフレンチレストランを開くようになり、大衆の間にも広がりました。

19世紀には料理人オーギュスト・エスコフィエが活躍し、宮廷料理とフランス料理を融合させ、フランス料理を体系化しました。その後はさまざまなシェフによりレシピの改革がなされ、簡単に作ることができるようになると、庶民の間にも広がり、郷土料理等が生まれました。

また、フランス料理といえばコースメニューをイメージする方が多いと思いますが、コースメニューが振る舞われるようになったのは近年になってからです。元々は大皿に雑多なメニューが規則性なく並べられていましたが、19世紀にロシアでフランス料理を作ったシェフが、料理が冷めないよう1品ずつ運んだことから、そのアイデアがフランスに逆輸入され、コースメニューが誕生しました。

コースメニューは、以下の順で供されるのが一般的になっていますが明確な決まりはありません。フォーマルや格式の高いフルコースになるとさらに品数が増えますが、店舗や価格によって異なります。

  1. オードブル(前菜)
  2. スープ
  3. ポワソン(魚料理)
  4. ソルベ(シャーベット)
  5. ヴィヤンド(温かい肉料理)
  6. デザート
  7. カフェ

レストランアミュゼ イタリアンとフレンチ

日本には明治維新の際にフレンチ料理が伝わりました。当初は海外からの来賓客をもてなすために提供されていました。庶民には、1970年~90年代にかけて、ホテルオークラの小野正吉シェフや帝国ホテルの村上信夫シェフの活躍により広がりました。

代表的なフランス料理のメニューは、エスカルゴ・ブルギニョオン、フォアグラ、ビスク、ポトフ、パテ、キッシュ、アリゴ、ラクレット、カスレ等があります。

フランス料理は元々宮廷料理だったため、高級料理のイメージがありますが、現在では庶民の間でも楽しまれています。

フランス料理の魅力や特徴

フランス料理の魅力を一言でいえば、調理技法にこだわり、味付けに使う調味料の種類が豊富であることでしょう。調理技法や豊富な種類の調味料を用いて洗練された味が世界各国で評価されているため、フランス料理は西洋を代表する料理であり、世界三大料理の1つになりました。

また食材も豊富で、フォアグラ、エスカルゴ、トリュフ、カエルなどの珍味と、子牛や羊の心臓、子羊の脳みそ、その他あらゆる内臓なども調理技法や調味料に工夫をこらして、食べやすい味に仕上げて提供されます。

フランスは大西洋と地中海に面し、温暖な気候に恵まれているため、農産物、畜産物、海産物などの素材が豊富です。今でこそ、物流は改善したものの、中世時代は物流が悪く、新鮮な素材が宮廷まで届くのに時間がかかってしまい、古くなってしまうこともしばしばありました。

そのため古くなった素材を美味しく食べるために調理技法や調味料にこだわりました。フランス料理は調理技法や調味料をこらすのが特徴ですが、その理由はこのような歴史的背景がありました。

フランス料理はシンプルな素材を調理技法や調味料で、風味、色彩、形、味を芸術といえるレベルまで仕上げます。フランス料理には高級なイメージがありますが、必ずしもぜいたくなものとは限りません。

庶民にも愛される経済的にも良い食事でもあります。そうでなければ、世界各国に広まることはなかったでしょう。

フランス料理の楽しみ方

フランス料理店にはさまざまな飲食形態があります。ドレスコードや年齢制限があるグランメゾン、宿泊とレストランが一体化したオーベルジュから、気軽にフランス料理を楽しめるビストロという大衆食堂もあります。また、カフェやレストランでもカジュアルにフランス料理を楽しむことができます。

ビストロやカフェではマナーや作法が厳格に求められることがなく、値段もリーズナブルですので、気軽にフランス料理を味わえます。フランス料理に興味がある方は、まずは一度カジュアルなフランス料理店へ行ってみることをおすすめします。

まとめ

今回の記事ではフランス料理の魅力と特徴について解説しました。

「レストランアミュゼ」は熊谷にあるフレンチレストランです。店内はリゾートに来たかのような気分を味わえる内装をしており、カジュアルな雰囲気でフランス料理を楽しむことができます。今回の記事を読んで、フランス料理に興味を持った方はぜひ一度当店へお越しください。美味しい料理とお酒を用意して待っております。